先週、長野県大町市の七倉ダムから船窪小屋・七倉岳へ行ってきました。
喜寿を迎えたお父さん・お母さんが営む船窪小屋。
前から行ってみたかった小屋ですが、早朝3時頃には家を出なければならないので行くことに迷いがありましたが、いろいろな方に進められ、はりきって早起きをして行ってきました。
結局家を出たのは3時半。着いたのは8時半。
七倉ダムを9時に出発し、樹林帯の急坂をひたすら登ります。
とにかくずっと登り、二時間ほどで唐沢のぞきという、少しだけひらけた場所に出で、そこから今度は鼻付八丁というハシゴが連続する急坂を登ります。
樹林帯の中、景色がほとんどないのでひたすら登るというかんじ。
やっと樹林帯を抜けたころには、ガスで真っ白、何も見えず…
眠さと疲れが一気におとずれ、ボーっと歩いている状態でした。
景色があれば気分もまぎれるのに…なんて思いながら、登っていました。
でも、しばらく歩くと青空も見え出し、小屋に着く頃にはガスも晴れてきてくれました!
よかった~!
3時過ぎには到着し、周りの山々も見えてきました。
ランプの宿でもある船窪小屋。
ランプの灯り、囲炉裏の暖かさでほっこりできる小さな小屋。
食事はお母さんの手作り。
山から採ってきたアザミの葉の天ぷらや、クロマメの実をジャムにして、それを使ったゼリーがデザートででたりと、とても贅沢な夕ご飯でした。
翌日は快晴。
小屋からすぐの七倉岳へ行き、景色を堪能してきました。
富士山や八ヶ岳も見えました。
ブナの葉も少し色づき始めていました。
帰りは小屋のスタッフみなさんでお見送りしてもらっちゃいました。
こういうのって、やっぱり嬉しい。
また来た道を戻ります。
チングルマとカエデの紅葉も始まっていました。
前日は見えなかった高瀬ダム。
槍ヶ岳や燕岳も見えて、最高の景色。
やっぱり登るときにこんな景色を見ながらなら、がんばれる気になりますよね。
そしてまた長い下り。
登りがあれほどきついところだったので、下りもやっぱり大変でした。
過去最高の筋肉痛になって、数日間おかしな歩きになってた私(笑)
今週は紅葉ももっと色づき、きれいなんでしょうね。
船窪小屋も来週で小屋締めを迎えます。
小さな小屋ならではの心温まる持成しをしてくれた船窪小屋。
お父さん、お母さん、いつまでもお元気で、ずっと続けてほしいなぁ~と思います。
来年は針ノ木から烏帽子にかけての縦走!
その時はまたお世話になりますね。