アーユルヴェーダのこと

ヨーガを実践するにあたり、アーユルヴェーダを理解することは、とても大切なことです。
そこで、アーユルヴェーダについての簡単なお話をしたいと思います。

 

「生命の科学」を意味するアーユルヴェーダ。

古代より現在に至るまで受け継がれてきたインドの伝承医学です。

食事やハーブ、ライフスタイル、そしてヨーガを用いる優れた療法として注目をあつめています。

人々がより健康で、より良く生きていく為のさまざまな智慧を授けてくれるものです。

 

そして、人間の肉体・心・性格・病気などが決定づけられると考える『トリ・ドーシャ』について。
まず、アーユルヴェーダでは宇宙は5つの元素からできていると考えます。

   空   風   火   水   地

これらの元素はすべての物質や精神、人間の身体までをすべて象徴するもので、「人間も宇宙の一部」というアーユルヴェーダの基本理念となっています。

 

『トリ・ドーシャ』とは「3つのエネルギー」のこと

  VATA ヴァータ  風のエネルギー   (空・風)

  PITTA ピッタ     火のエネルギー (火・水)

  KAPHA カパ      水のエネルギー (水・地)

 

この3つのドーシャをアーユルヴェーダではその人の体質とみなします。
そして、このエネルギーのバランスを崩した時に人は病気になると考えます。

 

【ヴァータの特徴】
  乾燥肌  冷え性  痩せ気味  肌は浅黒い  便秘しやすい   活発  個性的  社交的  想像力豊か  など

 

【ピッタの特徴】
 汗かき  目が鋭い  知的  合理的  リーダータイプ  下痢しやすい  中肉中背  完璧主義  攻撃的  情熱的 など

 

【カパの特徴】
  脂性肌  大柄  太りやすい  髪が多い  温和  情に厚い  のんびりしている  むくみやすい  平和主義  忍耐強い など

 

自分自身の体質を知り、アーユルヴェーダの智慧を授かり、ヨーガを取り入れ、ドーシャのバランスを保っていくことで、心身の健康増進につながるものだと考えます。

 

数千年の歴史をもつアーユルヴェーダ。
とても奥が深く、なかなか理解をしずらいものではありますが、そこがまたおもしろいところでもあります。

興味のある方、こちらの本などオススメです。

「アーユルヴェーダの知恵」 
   高橋和巳 講談社現代新書

「現代に生きるアーユルヴェーダ」 
   ヴァサント・ラッド=著 上馬場和夫=訳 幡井勉=監修 平河出版社

 

 

 

 

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