先週、八ヶ岳の主峰・標高2899mの赤岳へ行ってきました。
といっても、今回は赤岳への登頂は体調がイマイチだったため、赤岳展望荘まででしたが、横岳・硫黄岳を周り、梅雨の時期にもかかわらず、期待していなかったご来光まで拝めた思い出に残る山旅となりました。
一日目
美濃戸→南沢→行者小屋→赤岳展望荘
この日、前日の寝不足・疲れが抜けていなかったようで、身体がどんどん重くなる。
行者小屋まででかなり疲れてしまったのに、行者小屋から展望荘までは、岩場で、ハシゴとクサリの連続。
写真を撮る余裕は全くありませんでした。
少し登っては休み、少し登っては休み、こんなに辛いなんて…
久しぶりに2000mを超える山にきたせいか、こんな辛さは初めてでした。
ゆっくりゆっくり登って、展望荘に到着!
この後、私は頭の重さにやられてしまい、ぐったり。
でも、赤岳展望荘にはなんと五右衛門風呂があるんです!
なんとかお風呂に入る元気を取り戻し、予想外に広くて大きい五右衛門風呂でかなり調子を取り戻し、そして、きれいな夕焼けを見ることができました。
雲が多かったこの日、まさかこんなにきれいな夕焼け・雲海が見られるとは思いませんでした。
幻想的な景色。
オレンジ色に染まる雲。
ただ、ボーっと眺めてました。
お月様も顔を出し、翌日の天気も大丈夫そうです。
2日目 早朝4時
一緒に行った元気な二人は赤岳頂上を目指して小屋を出で行きました。
私はやっぱりまだ頭が重い気がして、赤岳登頂は断念…
でも日の出の時間に合わせて外へ出てみると、
日の出前の静寂な時間。
頭の重さもふっと消え、この時間が私にエネルギーを与えてくれたのかなと思います。
そして元気な二人。
赤岳では感動的な光景が見られたようで、よかったですね~
私もまたいつか挑戦したいと思います!
展望荘からのご来光を拝みました。
山に受け入れてもらえてもらえたのかな~と。
生きていることに感謝し、満ち溢れたエネルギーをたくさんたくさん、こころとからだに充電することができました。
そして富士山。
ありがたい一日が始まりました。
2日目
赤岳展望荘→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→美濃戸
正面が展望荘。奥が赤岳。そして私。
天気が良くって、とっても気持ちがよかったです。
めずらしいお花も見れました。
本州では白馬岳、八ヶ岳でしか見られない ツクモグサ。
日が当たらないと花が開かないとか…
これも本州では白馬岳、五竜岳、八ヶ岳でしか見られない ウルップソウ。
どちらも横岳のあたりで見ることができました!
硫黄岳付近のコマクサも咲き始めていて、夏の花がかなり咲き始めていました。
横岳は岩場でクサリやハシゴ、少し大変でしたが、あとはこんなかんじで前日と比べると歩きやすかった。
赤岳鉱泉からの下りも長くて、へロヘロになりながらも美濃戸に戻れたときは、嬉しさと達成感と無事に帰ってこれた喜びで一杯でした。
今回は、かなりきつかった…
これが素直な気持ちですが、その分とっても大きな感動ももらえました。
満ち溢れたエネルギーももらいました。
自然が創り出す幻想的な光景は、こころを潤おし、からだに活力を与えてくれるんだなぁと実感しました。
この美しい自然が永遠でありますように。
ありがとうございました。